ファイトケミカルの「ちから」とは


こんにちは、武蔵です。

皆さんは、ファイトケミカル / フィトケミカルという言葉をご存知でしょうか?

phytochemicalの「phyto」はギリシャ語で植物という意味で、植物に含まれる化学物質=ファイトケミカルということになります。

知ってる人も多い反面、知らない人が多そうなので、その成分や有用性についてどこよりもわかりやすく、簡潔にお伝えしたいと思います。

結論からいうと、ファイトケミカルとは植物に含まれる抗酸化物質のことですね。



動けない植物の驚異的なパワー



例えば、わかりやすいところで言うと、植物の色素、香り、ネバネバ、辛味などです。

それを人間が摂取することで、抗酸化作用や抗炎症作用の効果を得ることができるということですね。

赤ワインならポリフェノール(レスベラトロール)、珈琲豆ならクロロゲン酸(ポリフェノールの一種、褐色の色素や苦味成分にあたる)、ブルーベリーならアントシアニン(色素)など。

なんか、この辺ならなんとなく聞いたことありますよね?

畑で黒く日焼けしたトマトとか見たことあります?

ドス黒く日焼けしたナスなんて見たことあります?

ないですよね(笑)

植物は大地に根を張っているため、移動できないという絶対的な運命に人生を支配されています。

ですが、その代わりに身を守る戦略としてナスならポリフェノール(色素由来のファイトケミカル)で、抗酸化物質を出して害虫や紫外線から身を守っています。

ナスは何かの理由で傷付いても、茶色のかさぶたみたいなものでそこを覆いますよね。あれこそが植物の生存本能、生命力であり、抗酸化作用(抗酸化物質における)のチカラなんですね。

ナスに限らず、多くの植物の表面や皮、根っこ、種などにはそのような抗酸化物質が含まれており、我々人間は大地に生えているそれらを食べることでファイトケミカル(ポリフェノール)の恩恵を授かることができるんですね。

皮にしても、種にしても、虫に食べられないよう抗酸化物質(毒性)を出すことで酸化を防いでいるわけですが、人間がそれを食べものとして摂取すると、当然それらの効能を享受できるわけですから、酸化しにくい身体になる=抗老化・アンチエイジングの効果を得られるわけです。



第7の栄養素の重要性について



皆さんご存じの6大栄養素と言えば、


・炭水化物(糖質)

・脂質

・タンパク質

・ビタミン

・ミネラル

・食物繊維


が挙げられますが、その他に第7の栄養素が存在するわけでして、それが先ほどから度々登場するファイトケミカルです。


6大栄養素のそれぞれの役割は皆さんが周知のとおりで、この第7の栄養素ファイトケミカルの働きは多岐にわたり、現代社会においてはタンパク質と同等レベルで必須と言える栄養素になります。


例えば、乱暴な食生活、ジャンクフードやトランス脂肪酸の摂取、過剰な飲酒、大気汚染、紫外線、たばこなど、こういったものは我々の身体を酸化させるものであり(老化現象)、激しい運動(マラソンなど)も例外ではありません。


酸化とは、金属が劣化して錆びることと同じ意味合いですから、まさに老化現象そのものなんですね。


上記で列挙したものが原因で発生した活性酸素やフリーラジカルを除去する、あるいはそれらから身を守るには、ファイトケミカルのチカラは重要だということを覚えておいてください。



満遍なく摂取することでメリットが



ファイトケミカルは現在確認されているものだけでも、約1500種類以上あります。


ですから、ファイトケミカルは特定の一種類からそればかりを摂るのではなく、いろんな種類のプラント(野菜、果物、ナッツ、豆類など)からそれらをバランス良く摂取することで、じつは相互作用し、単体で見られなかった効果効能が多種類になると別の働きをしてくれるというメリットもあるんですね。


植物由来のファイトケミカルは、がん予防、抗酸化作用、抗炎症作用などの恩恵があることは知られているのですが、薬とは違って植物も生命体(未知が多い)ですから、完全には科学で解明されていないんですね。


それゆえに、ファイトケミカルにおける懸念点もあるので、身体にいいとされているものでも摂り過ぎるとアレルギー反応が出たり、不調になる可能性もあるので注意してください。


ですから、同じポリフェノールを摂取してもみんながみんな100%その反応があるかと言われると、「その人の体質による」ということになります。

なので、普段から自分の健康のアライメントを整えつつ、食べ物からいただける嬉しい効果効能を存分に発揮するには、ファイトケミカルを毎日いろんな食材から満遍なく摂取したいところ。


そういった意味では、完全オーガニックでファイトケミカルを含む、無添加のプラントベースで作られたサプリメントなんかはうまく取り入れたいところですね(サプリメントの話はまた別の機会に)。


こういった食生活を続けることで、免疫力が向上し、病気をしづらくなったり、回復が早くなったり、若く見られたり(抗酸化作用における)、年中を通して身体の調子が整うわけですね。



免疫力を向上させる5つの秘訣



身体の免疫システムにしても、単に免疫力が高ければいいわけではないんですね。

免疫力が高くても、例えば身体が炎症している状態で免疫が攻撃力の高い状態で誤作動するとどうなるか?

肌なら荒れたり赤くなるし、草など触っただけでもアレルギー反応を起こしたり、あるいは腫れて痒くなったり…

これらは免疫力(攻撃力は)が高い状態であっても、免疫の状態が整っていないとアレルギー反応を起こすんですね。

アレルギー反応は、免疫という観点で見ると正常な反応なのですが、それが続くと病気だったり、そこに慢性的な炎症が組み合わさることで癌になるケースもあります。

なので、普段から身体を炎症させないよう気を付けつつ、抗炎症作用 / 抗酸化作用の恩恵を得られるプラントベースの食生活(ファイトケミカル)が大事になるわけです。


身体の免疫力を向上させつつ、整えるのなら、


・良質なプロテインを摂る(ホエイ、ソイ)

・適度な運動やエクササイズ

・バランスの取れた食事(ファイトケミカル)

・ストレスや不安を溜めない(炎症を避ける)

・汚染や毒を避ける(加工食品、油脂など)


この5つを意識して生活のなかに取り入れてみてください。


もちろん、ストレス自体もやはりコルチゾール(ストレスホルモン)を分泌させるので、それによっても身体は炎症します。

従って、人生における悩み、ストレスを極力抑えたライフスタイルを心がけてくださいね。

健康な心身で、ストレスフリーなら人生は何倍も楽しいものになるのは当然の話です。

私事になりますが、ぼく自身は健康オタクとして20代のときに目覚め、独学でずっとゴソゴソ動いてきましたが、健康や身体のこと以外に、心の悩みを聞く方も一応プロとして(職業)活動していますから、何かあればSNS経由でDMなり、メッセージいただければカウンセリング程度なら無料で行っていますので、必要であれば声をかけてくださいね。

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