こんにちは、武蔵です。
「プロテインを飲むと腎臓が悪くなって、筋肉は強くなるけど内臓は弱くなるから絶対飲むな」
的なことを、たまたまTwitterで見かけてしまったので、今回のテーマをブログにまとめることにしました。
これについての自分なりの見解を述べていきますが、結論だけ先に言っておくと、「あり得ない」がぼくの答えです。
では具体的に掘り下げていきますね。
生命の起源を考察せよ
人類の歴史を遡ると、生命の起源は海底のどこかでアミノ酸が揺れ、そこからずーっと何億年もの歳月をかけて、枝分かれしながら我々サピエンスが誕生し、今もなお生態系の頂点として君臨するわけなんですが。。
もともとタンパク質の構成要素であるアミノ酸は言うまでもなく、必須アミノ酸、非必須アミノ酸と呼ばれるぐらいですから、人体からそれらが不足すれば当然、生命としての危機が訪れるのは疑う余地はありません。
プロテイン(タンパク質)の語源はギリシャ語で、もっとも大切なものという意味です。
もっとも大切なものが人体に悪いのか?って考えたら誰でもわかりそうなものですが…世の中にはこういったインチキな情報やデマが出回ってしまいやすいので、このような誤解が生まれるんですね。
もともとが(生命)アミノ酸から構成されているわけですから、プロテインを飲む→消化吸収の過程でアミノ酸に分解される→再びタンパク質として再合成される。これがタンパク質(種類により、消化時間は異なる)における一般的なプロセスです。
つまり、身体の材料という側面から見ても、不足するのはよろしくないということです。
身体を構成する要素はタンパク質
内臓は早ければ1ヶ月のサイクルで細胞がすべて生まれ変わり、遅いものでゆっくりと1年〜かけて細胞がすべて生まれ変わります。
当然、内臓の細胞が生まれ変わるということは、そこに材料としてタンパク質が使われるわけなんですね。
ということは内臓や人体を構成するタンパク質が不足すれば、生命の危機にかかわる問題が発生するということになります。
よくある話ですが、肉や魚が大丈夫なのに、なぜプロテインが悪者みたいにされるのでしょうか(笑)
一般的なプロテインはホエイか、ソイになるので原材料は牛乳か大豆です。そこからタンパク質だけを抽出したものがプロテインになります。
この話だけを聞いても、内臓が弱りそうなイメージなんてまったく湧かないですよね(笑)
先ほども伝えましたが、肉や魚とプロテインでは吸収率や消化速度は異なりますが、身体への効果効能はさほど変わりありません。
プロテインはあくまで栄養補助食品なので、用途や用量を守ればまったく問題はないと思います。
つまり、プロテインがダメなら肉や魚、豆なども食べたら内臓が弱くなるから、やめないといけないですよね。
そうなると、人間はタンパク質の摂取が困難になり、やがて生命の終わりがくるでしょう。
内臓などの細胞が生まれ変わるサイクルが止まり、肌はボロボロになって老化現象が促進され、髪の毛もパサパサで抜け落ち、爪もボロボロになります。
プロテイン=タンパク質の摂取をやめるというのは、そういうことを招きますよって話なんですね。
例外としては
恐らくこの見かけたツイートの趣旨は、筋トレのやり過ぎ×プロテイン飲みまくり=身体に悪いってことを言いたかったのだと思うんですね。
それがどこで間違われたのか、プロテインは内臓悪くするから飲まないほうがいい、という話にまで飛躍したみたいなので、もう少しだけ説明して終わりにしたいと思います。
たしかに、もともと肝臓が悪い人や腎臓が悪い人はプロテインの過剰摂取はNGでしょう。持病を持たれている方も。
というより、健常な人でも筋トレのやり過ぎは身体を炎症させるし、活性酸素を出し過ぎるので、老化を早めることになり、そういう観点では寿命が縮まるでしょう。もちろんプロテインの過剰摂取は代謝が追い付かなくなるので、それもNGです。
(どこかの論文では、摂り過ぎたプロテインも尿で排出されるから問題ないと撤回されてた気がしますが、うろ覚えなので…割愛します)
ですが、常識の範囲内であれば栄養補助食品として販売されているものなので、問題はない、というのがぼくの見解です。
それいうと、コーラを大量に飲めば死ねるでしょうし、醤油を一気飲みしたら死ぬでしょう。
身体に良いとされる野菜でも、一種類だけ大量に食べ続けたら病気になるのは当たり前の話です。
こういう話から飛躍して、プロテインは飲み過ぎると腎臓に悪い、みたいな論理になったと思うんですが、そもそも論理は破綻しています。
どんな食品でも栄養素でも、過剰摂取をすれば身体を悪くするのは当たり前の話なんですね。
ですから、用量、用法を守ってプロテインを使うなり、それでも警戒される方は飲むのをやめれば安心でしょう。
それでもプロテインを摂取される方は、なるべく添加物や香料、人工甘味料が使われていない、クリーンな原材料で安心して飲めるものを選んでみてください。
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