こんにちは、武蔵です。
ダイエットと聞けば開口一番に
ランニングという人がいますが、
これは半分誤解なんですね。
結論だけ先に言っておくと、
ダイエットで結果を出したければ
ランニングから始めるのは遠まわりに
なるので、筋トレから始めましょう。
自分もダイエットのとっかかりは
ランニングから始めましたし、
それで一応は痩せることに成功しましたが
ボディメイクとしては大失敗したクチです。
つまり、
目的×行動=潜在的なニーズが
噛み合っていないとこのような現象に
見舞われるんですね。
では、詳しくみていきましょう。
自分のニーズに気付いてる?
今回は有酸素運動というより
ランニングに焦点を当てていきますが、
ダイエット=ランニング
という考えはわからなくもないんですが、
ある程度経験を積んで知識を付けた人なら
ダイエットにランニングは勧めません。
たとえば、文字通り、
あなたが痩せればいいという目的なら、
食事に気を付けて毎日ランニングをすれば
カラダは絞れてきますが、
自分の姿を鏡で見たら次のニーズに気付き、
(元々の潜在ニーズor新たな欲求が出る)
お尻まで小さくなったなぁとか、
胸まで小さくなったなぁとか、
腹筋が思ったより割れないなぁとか、
いろいろ悩みが出てくると思うんですね。
ここに来て、本当の自分のニーズは
脂肪を落としてメリハリのある身体に
なることだ!って気付くんですよね。
(例えばの話)
その結果が得られれば自信も付いて、
立ち振る舞いも変わって、
性格そのものも変化
するかもしれないし、
まわりとの関係性も良好に
なる可能性があります。
という前提知識が初めからあれば、
誰もが筋トレから取り組むと思うんです。
目的に対して適切なアプローチを取ることで
目標に最短距離で近付くことができます。
なので、どうやったら痩せるか?
を考えるのではなく、
なぜ、自分は痩せたいのか?
そのために何をすればいいのか?
を考えて、
目的そのものを少し深掘りしていくと、
目的が浮上した根源に行き着きます。
それは上記でお伝えしたように、
結果こそは違えどランニングで痩せたことで
理想の自分をより想像できたからこそ、
気付きが得られたのかなぁと思いますが。
でも、前提知識があれば遠回りを避けて
目標に向かえるので時間や資源のロスを
抑えることができますよね。
ひるがえって、
現在ダイエットに取り組んでいる
あなたはどうでしょうか?
毎日ランニングだけで体重を
落とそうと必死に走っているのなら
考え直す良い機会かもしれません。
ランニングでは痩せられない理由
この辺りから本題に入っていきますが、
ランニングで痩せられない理由や
デメリットを挙げていきますね。
・時間のわりには消費カロリーが少ない
・走る時間と頻度が高いほど筋肉量が減少
・よほど身体を絞らないと腹筋が割れない
・基礎代謝が低下して痩せにくい体質になる
・一度のワークアウト時間が長い
・面倒くさくて長続きしない
・長年続けていると歳のわりに老けて見える
・疲労が溜まった状態で走ると疲労骨折する
他にもいろんな要因があって
ランニング自体はカロリーを消費しますが、
やはり長時間走り続けることで
グリコーゲンが枯渇してきます。
そうなると、
脳はエネルギー源として筋肉を分解し、
アミノ酸レベルでエネルギーを吸収しよう
とするのでカタボリック作用が起きます。
このとき、内臓脂肪や皮下脂肪を
燃やしながらエネルギーとしても
使われるのですが、
同時に筋肉も分解されて異化作用が
起きていることになるんですね。
こうなるとランニングという行為は
筋肉を分解しながら脂肪を燃焼している
ということになるので、
「ダイエットしたい」という方にとっては
まさに本末転倒ですよね。
ダイエットをしたいのであれば、
カロリー消費よりも筋肉の増加による
基礎代謝のアップが望ましいんですよ。
そうなると、
「痩せたい!ダイエットしたい!」
と言いながら一心不乱に走りまくると
筋肉をどんどん分解してしまうので、
痩せはしますが、今後痩せにくい、
なおかつ非常にリバウンドしやすい
身体をつくることになりますよね。
などなど、キリがないぐらいデメリットは
ありますがランニングをしている身として
今度はメリットも挙げてみます。
ランニングにもメリットが?
自分もランニングは長年やってますし、
競技としても好きで大会なども出ていたので
メリットを列挙してみます。
・走り方によってはミトコンドリアが増える
・心肺機能の向上や足腰の強化が期待できる
・脚からお尻にかけてのラインが綺麗になる
・セロトニンの分泌でダイエット効果がある
・ストレスの解消になり精神が安定する
・朝の空腹時に走るとより痩せやすい
・適度なランは寿命が伸びる(根拠あり)
・生活習慣病の予防に効果が高い
・毛細血管が増えて疲れにくい身体になる
・ランナーズハイになれる(合法的なハイ)
・ランニングをして全国に仲間が増えた
メリットもここに挙げた以外にまだまだ
あるでしょうけど、これぐらいに。
ランニングのことを悪く言いましたが、
じつは良い部分というのも多いんです。
ということは、「ランニングはしない」
のではなく、「他と組み合わせる」
がいいんですね。
頭のいい皆さんなら既に周知のとおり
かと思いますが、
①筋トレ
②ランニング
③栄養補給
の順番で行えば脂肪燃焼効果が
より期待できますしカタボリックも
そこまで作用しません。
理由として、筋トレをすることで
筋肉や肝臓に蓄えられたグリコーゲンを
先に使い果たします。
次にランニングなど有酸素運動を
行えばエネルギーが枯渇している状態なので
脂肪燃焼スイッチがスムーズに入るんです。
このとき、それぞれのワークアウトは
長時間行わないというのがミソになります。
で、この順番通りにワークアウトをしても
どうしても有酸素運動などを取り入れた際に
筋肉の異化作用は多少進みます。
そこで少しでも筋肉を分解させないために、
事前のカーボローディングやトレ中のBCAA
補給など、
グルタミン摂取やトレ後の栄養補給に
プロテインの組み合わせで工夫をするなど
自分なりのやり方で一定期間ワークアウトと
向き合えば、自分独自の答えというものは
見えてきます。
そこに辿り着くまでは試行錯誤を繰り返し、
様々な文献を読んで試してみて、、、
という話になります。
個々によって生活習慣や体質というのは
やはり異なるので、ここに書いたことが
誰でも100%当てはまることはありません。
ダイエットをうまくいかせるには?
けっきょくダイエットを
うまくいかせるには、
筋肉を増やす以外に
知識も増やすしかないんですね。
増やした経験値と知識をもとに
新たな実験をする感覚ですかね。
筋トレとは壮大な科学実験である
という一言に集約されますが、
筋トレで筋肉が増えるということは
もはや化学反応なのでそのプラマイを
どう調整するかなんですね。
まとめると、
・ランニングは45分以上しない
・筋トレもなるべく30分以内が望ましい
・筋トレ+ランの組み合わせがベター
・プロテインや栄養補給も組み合わせる
・プロテインは小まめに飲もう
・やり過ぎは老化と疲労と怪我を招く
・ボディメイクと健康はセットで考えよう
・たまにはお酒も飲め(笑)
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